Nikon Imaging
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大阪ニコンサロン



水越 武写真展
[生命のゆりかご―熱帯雨林]

10/7(木)~10/19(火)
10:00~18:00
10/13(水)休館



<写真展内容>
1990年から2000年にかけ、作者は毎年赤道を中心とした東南アジア、中南米、アフリカのコンゴ河流域などの熱帯雨林に出かけた。
熱帯雨林は高温多湿の上に害虫、マラリア、毒蛇などのストレスが加わり、身も心も疲れる厳しい条件での撮影であったが、あとになって考えてみると、一番大変だったのはそこにたどり着くまでの困難と苦労であった。訪ね歩いた国々は生態系が破壊され、大なり小なり経済が悪化して国家や社会が崩壊し、激動の時代を迎えていて危険が伴っていたからである。
しかし、熱帯雨林は不思議に満ち、興味のつきない本当にすばらしい世界だった。色も形も大胆なデザインに彩られた多様な生き物たちが、そこには待っていた。曼陀羅の宇宙を見るような楽しさと面白さがあった。
地球環境問題の未来に決定的な意味をもつ熱帯雨林を、その大きな特徴である生物の多様性という視点から、カラー120点、モノクロ15点で表現している。



<作者のプロフィール>
1938年愛知県豊橋市生まれ。東京農業大学林学科中退後、山岳写真家の田淵行男氏に師事。その後フリーの写真家としてヒマラヤ、日本の山岳、森林、北米・シベリアの森林、中南米・ボルネオ・アフリカの熱帯雨林を撮影する。91年に写真集「日本の原生林」(岩波書店)で日本写真協会年度賞、94年に写真集「HIMALAYA」(講談社)で講談社出版文化賞、99年に写真集「森林列島」(岩波書店)で土門拳賞を受賞。
主な写真集に、「山の輪舞」「森林限界」(山と溪谷社)、「穂高 光と風」(グラフィック社)、「森への旅」(小学館)、「カムイの森」(北海道新聞社)、「雷鳥」(平凡社)、「ブナ VIRGIN FOREST」(講談社)、「森の色」(朝日新聞社)、「熱帯雨林」(岩波書店)、「天然の蘭」(小学館)、「世界遺産屋久島 多様性の回廊」(講談社)など多数。
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