新宿ニコンサロン

北尾順三写真展
[Land Scape]
9/21(火)～9/27(月)

＜写真展内容＞
北アメリカ大陸の中西部を南北に走るロッキー山系のワイオミング州からユタ州にかけて、イエローストーン、グランドティトン、ザイオンなどアメリカを代表する国立公園が連なっており、地球創世紀のころを想わせる光景が見られる。
地底から噴き上げる間欠泉、雄大な切り立ったキャニオン、朽ちてなお造形美を誇る巨木などなど、自然世界を形づくる原点ともいえる素材が拡がる景観を目前にしたとき、そこは地球上ではなく宇宙空間以外の何ものでもないように見える。何千年もの間、時が止まっていたかのような空間は、自己の存在は無論のこと、全てが無に帰する世界のようだ。モノクロ45点。

＜作者のプロフィール＞
1937年生まれ。59年関西学院大学卒業。59～60年朝日新聞大阪本社写真部に勤務。61年よりフリーに。94年より大阪芸術大学写真学科教授。
写真展に、「暮らしを彩る花」(富士フォトサロン)、「ジャマイカ」(キャノンサロン)、「凍結への刻み」(ペンタックス)、「アイルランド」(富士フォトサロン)などがあり、出版物に、『ヨーロッパ花の散歩道』(朝日新聞社)、『麺ロードをゆく』(講談社)などがある。