ニコンサロン bis21

山本衛写真展
[｢神とともに生きる｣　インド　聖地巡礼]
9/14(火)～9/20(月)

＜写真展内容＞
厳しくも、豊かな大地に多様な価値観やさまざまな生き方があり、聖と俗、魂と肉体が時を超え、不思議な調和を見せる国、それが悠久の大地、インドである。作者はそんなインドの人間臭い喧騒と混乱の中を歩き、見つめ、耳を傾け、触れてみた。自然も言語も文化も宗教も生活環境も多種多様であり、底辺で過酷な生活を強いられている人々も多いが、これらの人々の奥深く、失われることなく息づいているやさしさ、心の豊かさには驚く。街の至る所で出会うヒンドゥーの神々が人々の生活に深く根差し、人々の内側でその生死を支えている。死から生、生から死、生死を超越した何かがある。展示する作品は、作者がそんなインドを肌で感じたもので、そこに生きる信仰厚い人々の美しさ、喜び、悲しみ、強さ、弱さなど人間の生き様そのものが写し出されている。カラー54点。

＜作者のプロフィール＞
1934年生まれ。59年岡山大学医学部卒業。70年山本産婦人科開設。
主な受賞にニッコールフォトコンテスト第１部特選他や第４部テクノフォト特選他、二科会写真部推選他、国際写真サロン2003入賞、第２回JPA入選のほか、インド紀行写真展第２部「砂漠の国ラージャスタン」において、岡山芸術文化賞準グランプリなどがある。
写真展に、2001～03年「インド紀行写真展　第１部～第３部」(岡山市)、03年テクノフォト３人展「Digital Imaging World」(岡山市)などがある。