2018年1月26日(金)
19:00~20:30
「撮り続ける」という撮り方について
トーク&スライドショー
山下恒夫(写真家)×奥山淳志(写真家)
撮影行為において、日常的に使用される「撮り続ける」というキーワード。
撮影対象として多くの選択肢があるなかで、写真家にとって「撮り続けること」とはどういう意味を持つものでしょうか?
学生時代より沖縄の人と風土を撮り続けている山下恒夫は、「撮り続けられる環境を作り得ることができるとしたら、写真家はそれをもう放すことができないと思う」と語り、奥山淳志は、「被写体と同じ時代に生き、進行形である以上、撮り続けることで見えてくるものがある」と語ります。
また、「撮り続けること」を続ける二人には、「他者」にカメラを向けるという共通点も見つかります。「他者」と「撮り続ける」ことの間にあるものはどういうものでしょうか?
本トークでは、山下、奥山が撮り続けてきた写真をスライドショーでご覧いただきながら、「他者」を「撮り続ける」ことで得る写真について語り合います。
奥山淳志 略歴:
1972年大阪生まれ。出版社勤務の後、東京から岩手に移住。以後、写真家として活動を開始。東北の現在をテーマにした作品のほか、人間を見つめるドキュメンタリー作品を制作している。
【受賞歴】2006年「フォトドキュメンタリーNIPPON 2006」、2015年「第40回伊奈信男賞」
【個展】2006年「Country songs ここで生きている」ガーディアンガーデン、2008年「明日をつくる人」新宿ニコンサロン、2010年「Drawing 明日をつくる人 vol.2」トーテムポールフォトギャラリー、2012年「彼の生活 Country Songsより」 銀座・大阪ニコンサロン、2015年「あたらしい糸に」銀座・大阪ニコンサロン
【グループ展】2009年「今、そこにある旅(東京写真月間)」コニカミノルタフォトギャラリー、2016年「あたらしい糸に」大邱フォトビエンナーレ2016
山下恒夫 略歴:
1961年 東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、広告制作会社などを経て1986年よりフリーランス。大学在学中の20歳の時に初めて沖縄を訪れ、以来現在に至るまで沖縄の離島に通って人の暮らしを撮影し続けている。
【個展】2001年「島の時間」コニカプラザ、2003年「島の時間2」コニカミノルタプラザ、2004年「日々」銀座コダックフォトサロン、2005年「島の時間3」コニカミノルタプラザ、2007年「もうひとつの島の時間」コニカミノルタプラザ、2008年「日々Ⅱ」Roonee 247 Photography、2009年「もうひとつの島の時間」ギャラリー冬青、2012年「島想い」コニカミノルタプラザ、2015年「続島想い」コニカミノルタプラザ、2016年「日々Ⅲ」エプサイトギャラリー、2017年「15歳の日々」Roonee 247 fine arts
【グループ展】2009年「今、そこにある旅(東京写真月間)」コニカミノルタフォトギャラリー、2011年「The Historic Future 8.30 三崎 山下恒夫 × 下平竜矢」トーテムポールフォトギャラリー
【写真集】「島の時間」クレオ 2006年、「もうひとつの島の時間」冬青社 2008年、「島想い」リバーサイドブックス 2012年
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