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藤原 昇平 写真展東京オアシス

会期

2019年10月16日(水) 〜 2019年10月29日(火) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

2019年11月 7日(木) 〜 2019年11月20日(水) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

東京都新宿区にある老朽化したマンモス団地。都営住宅戸山ハイツには無機質な鉄筋コンクリート造りの35棟がそびえ建つ。約3300世帯5600人の暮らしがある。高齢化率56%、若者子どもの姿はまばら。かつては高度経済成長の象徴として知られたが、現在は孤独死も起き、メディアでは”都会の限界集落”として取り上げられる事も多い。戸山ハイツの現状を自分の目で見たいと思い、訪ねてみると、とても優しく、ユーモアのある住民が暮らしていた。井戸端会議に加わったり、一緒にお酒を飲んだり、食卓に呼ばれてご飯を食べたり、草取りや防災訓練、誕生日会などに一緒に参加したりさせてもらっている。帰り際にお菓子やご飯、お酒をいただくことも多い。そこに居ると生きている実感がある。2020年に2度目の東京五輪が迫り、東京は目まぐるしく変化している。そんな中で、戸山ハイツには人の息づかいや匂い、営み、温もりが半世紀以上変わらずに残っている。また、私もいずれ高齢者になる。高齢住民の姿を撮ることは私の未来を撮ることでもあった。(藤原昇平)

プロフィール

藤原 昇平(フジワラ ショウヘイ)

1987年京都府生まれ。
立教大学卒業後、神戸新聞社入社。
2018年に退職し、写真家を志す。現在のテーマは高齢社会。
週刊文春に「東京オアシス」の写真、原稿を発表している。

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