4K UHD(3840×2160)/30pで、最長29分59秒※の動画を記録できます。高性能画像処理エンジンEXPEED 5とNIKKORレンズの優れた描写力により、細部まで鮮鋭な映像を撮影可能。ISO 100~51200、Hi 5(ISO 1640000相当)までの広い感度域を確保しており、より多彩なシーンに対応します。動画記録ファイル形式は従来のMOVに加え、スマートフォンなどで再生しやすいMP4を新たに採用。音声記録方式は、AACにも対応しています。さらに、HDMIへの同時出力により、外部モニターへの表示や外部レコーダーへの非圧縮動画の記録も可能です。
時の経過とともに変化する雲や行き交う人の流れなどを、短時間に凝縮してドラマティックに表現します。4K UHDやフルHDのタイムラプス動画を、カメラ内で自動生成するため特別な編集作業は不要です。露出平滑化を設定すると、夕暮れ時など周囲の明るさが大きく変化する場合でも、絞り優先オートなどで自動的に前のコマとの露出差を抑制可能。コマ間の露出差から生まれる映像のチラツキを効果的に抑えて撮影できます。露出平滑化は、最大9999コマ撮影できるインターバルタイマー撮影にも適用できます。
フルHDやHD動画撮影時には、手持ち撮影による映像のブレを電子手ブレ補正※で軽減できます。上下、左右、撮影レンズを中心とする回転の3方向の手ブレを補正。レジャーシーンや旅行先、三脚を使えないような場所でも動画撮影を楽しめます。さらに、NIKKORレンズの光学VR(手ブレ補正)機構を併用すれば、より効果的に手ブレを抑制できます。
高性能画像処理エンジンEXPEED 5の高速処理性能により、フルHDやHD動画にもアクティブD-ライティングを適用できます。輝度差の強い海辺や逆光シーンなどでも、白とびや黒つぶれを抑えながら適度なコントラストを維持でき、見た目に近い明るさで被写体の細部まで再現可能。撮影後に画像調整しなくても、撮影したままで、自然な明るさの階調豊かな映像を得られます。
動画撮影中に、被写体から目を離すことなく、スムーズに被写界深度を変更できます。(アイ)ボタンから「マルチセレクターによるパワー絞り※」を呼び出して[有効]に設定すると、マルチセレクターで絞りを滑らかに制御可能。絞りの作動音も静かです。カスタムメニューでFn1ボタン、Fn2ボタンに「パワー絞り※」を割り当てることも可能です。
暗い通路を抜けて明るい屋外へ出るような、明るさが急激に変化するシーンを1テイクで撮影する場合などに、露出モードM(マニュアル)で、シャッタースピードと絞りを固定して被写体のブレ具合と被写界深度を一定に保ちながら、感度だけで露出を自動制御できます。感度が高くなりすぎないように制御上限感度(ISO 200~Hi 5)の設定も可能です。
ハイライト表示機能を使えば、動画撮影時に、白とびしそうなハイライト領域(RGB)を画像モニター上に斜線表示させて確認できます。赤色(R)、緑色(G)、青色(B)各色のハイライト部分をそれぞれ表示することも可能。「ハイライト表示」は、動画撮影中でも(アイ)ボタンを使ってすばやく設定変更できます。
「動画撮影メニュー」を、独立したメニューとして配置。ホワイトバランスやピクチャーコントロール、アクティブD-ライティング、フリッカー低減などについて、静止画とは異なる内容を動画専用に設定できるので、静止画と動画を交互に撮影する場合にも、設定し直す必要がありません。また、動画ライブビュー時や動画撮影時に(アイ)ボタンを押すと、関連機能の設定にすばやくアクセスできます。
D7500は、ステレオマイクを内蔵。別売のワイヤレスマイクロホン ME-W1、ステレオマイクロホン ME-1に対応しています。マイク感度(20段階)は音声レベルインジケーターで視覚的に確認しながら、動画撮影中でも調整可能。また、市販のステレオヘッドホンで音声のモニターも可能です。さらに、街のざわめきなど幅広いシーンに適した[広帯域]と、主に人の声を録音したいときに適した[音声帯域]が選べる「録音帯域」の設定が可能。内蔵マイク使用時には「風切り音低減」も設定できます。
インターフェースにはHDMIミニ端子(Type C)を採用。映像をカメラの画像モニターと外部モニターに同時に表示できます。動画撮影や動画ライブビュー時に背面画像モニターに表示される設定情報をHDMI出力先に表示しないようにすれば、カメラが捉えている映像全体を、大画面のHDMI出力機器ですみずみまでリアルタイムで確認できます。また、動画ライブビューの映像を非圧縮のままHDMI入力ビデオレコーダーに直接記録することも可能。出力先の機器で、圧縮による劣化のない高画質な映像を編集できます。