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フラッシュ

フラッシュの発光量(ガイドナンバー)

フラッシュ撮影では、被写体にフラッシュの光が当たることで被写体を明るく写します。
ただし、内蔵フラッシュで被写体を明るくできる距離は限られています。
フラッシュで被写体を明るく写すことができる距離は、フラッシュの発光量(ガイドナンバー)によって変わります。
ガイドナンバーが大きいほど、より遠くの被写体を適正露出で撮影できます。

式:ガイドナンバー(GN)=距離(m)×絞り値(F値)

ガイドナンバーをもとに、どれくらいの距離のときにどの絞り値で撮影できるかを簡単に計算できます。
たとえば、ISO感度が100のときに、ガイドナンバーが12のフラッシュを使うと、絞り値をF4にしたときは、3mの距離まで適正露出で撮影できます。
このとき、3mよりも遠い被写体を撮影しようとしても、フラッシュの光量が足りずに暗い写真(露出アンダー)になってしまいます。
ガイドナンバーは ISO感度を上げると、大きくなります。
このため、ISO感度を上げれば、より遠くの被写体を適正露出で撮影できます。
さらに、デジタル一眼レフカメラには、ガイドナンバーのより大きな外付けフラッシュ(別売スピードライト)を取り付けられます。
ニコンスピードライト SB-400、SB-900などの外付けフラッシュは、内蔵フラッシュに比べて、より遠くの被写体を適正露出で撮影できます。
結婚式のスナップなど比較的被写体から遠い距離で撮影することの多いシーンなどでは外付けフラッシュを使うことをおすすめします。

小さいガイドナンバーのフラッシュで、近くの被写体を撮影

小さいガイドナンバーのフラッシュで、遠くの被写体を撮影

大きいガイドナンバーのフラッシュで、遠くの被写体を撮影

※イラストはイメージです

距離を変えて内蔵フラッシュで撮影

近くの被写体を撮影

近くの被写体を撮影

遠くの被写体を撮影

遠くの被写体を撮影

被写体までの撮影距離を変えて、内蔵フラッシュで撮影しています。比較的近い距離では、人物に光が十分に届き、適正露出が得られていますが、距離が遠くなるにつれ被写体が暗くなっていきます。

ISO感度を変えて撮影

ISO 200で撮影

ISO 200で撮影

ISO 1600で撮影

ISO 1600で撮影

被写体が暗くなってしまった距離でも、ISO感度を上げることで適正露出を得られることがあります。
同じガイドナンバーの内蔵フラッシュでも、ISO感度を上げることでより遠くの被写体に対応できることがわかります。

別売スピードライト

別売スピードライト

デジタル一眼レフカメラにはガイドナンバーのより大きな外付けフラッシュを取り付けられます。
より遠くに離れた被写体でもフラッシュの光が届くため、適正露出で撮影できます。

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