シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。
シャッタースピードは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。
シャッタースピードを速くすると、光が撮像素子にあたる時間は短くなり、シャッタースピードを遅くすると、光が撮像素子にあたる時間は長くなります。
シャッタースピードを変えると、動いている被写体の写り方が変わります。
シャッタースピードが速いと、動いている被写体を止めて写せますが、シャッタースピードが遅いとシャッターが開いている間にカメラが動いて手ブレになったり、被写体が動いて被写体ブレになったりします。
つまり、シャッタースピードが速いほど動いている被写体をブラさずに写し止めることができ、手ブレも少なくできます。
逆に、シャッタースピードを遅くすることで、水の流れなど被写体の動きを表現することができます。
シャッタースピードを変えると、被写体の動きを写し止めるか、動きを表現するかをコントロールすることができます。
シャッタースピードを速くした写真では、歩いている人が止まって写っています。これはシャッターが開いている時間が短かったため、歩いている人の一瞬の動きを写し止めたからです。
一方、シャッタースピードを遅くした写真では、歩いている人がブレています。これはシャッターが開いている間に、歩いている人の動きが写されたからです。
シャッタースピードは下記の表のように変わります。
シャッタースピードを1/60秒から1/125秒に変えるように、速い方向に1段階変えることを、「シャッタースピードを 1段速くする」といい、シャッターが開いている時間は1/2になります。
シャッタースピードを1/125秒から1/60秒に変えるように、遅い方向に1段階変えることを、「シャッタースピードを 1段遅くする」といい、シャッターが開いている時間は2倍になります。
ニコンのデジタル一眼レフカメラでは、シャッタースピードは1/3段ずつ変わります。
(1段や1/2段ずつ変えられるカメラもあります。)
手ブレ
被写体ブレ
ピントが合っていない状態(ピンボケ)
意図した写真
シャッタースピード
1秒よりも短いときは、「何分の1」と表示されます。
・・・1/125、1/160、1/200、1/250・・・のように表示されます。
カメラによっては、「1/125」→「125」、「1/250」→「250」などと簡略化されることがあります。
1秒以上のときは、「数字”」と表示されます。