写真展会場「THE GALLERY」(新宿・大阪)にて、ハナブサ・リュウ写真展「ル・コルビュジエを追いかけて -Seeking after Le Corbusier-」を2018年10月16日(火)より開催いたします。
1887年にスイスで生まれ、主にフランスで活躍した建築家ル・コルビュジエは20世紀最高の建築家と呼ばれている。そして、2016年には、ル・コルビュジエの7か国に及ぶ17の建築群がユネスコの世界遺産に登録された。
この偉大な建築家ル・コルビュジエの創作活動は建築だけに留まってはいない。家具から都市計画に到るまで、他にも絵画や彫刻、数多くの書物にまで及んでいる。また、建築家としてだけ見ても、個人住宅から集合住宅、給水塔から教会や修道院、公共施設や行政庁舎、モニュメントなど、とても一人の建築家の仕事とは思えないくらい多岐に渡っている。おまけに、初期と後期ではスタイルが進化している。もはや、偉大な芸術家と言っても過言ではない。また、日本人の優秀な弟子たちも育て、多くの日本の建築家たちに多大な影響を与えている。
しかし、この偉大な芸術家には謎が多い。その謎の狭間から人間的な姿が見え隠れする。私は以前より彼にとても興味を持っていたが、今回、建築を中心にして、出来るかぎり人間ル・コルビュジエを追いかけてみようと思った。
追いかける旅は、生まれ故郷スイスのラ・ショー・ド・フォン、ジュネーヴ、レマン湖畔コルソー、フランスのパリ、ポワジー、ロンシャン、ラ・トゥーレット、フィルミニ、ペサック、マルセイユ、カップ・マルタン、そして、インドのチャンディガールへ…。(ハナブサ・リュウ)
1949年大阪府生まれ。
1970年写真展「もうひとつなにか」(銀座ニコンサロン)にて写真家デビュー。1978年よりパリに4年間滞在。以後パリと東京で主に活動。作家とのコラボレーション、俳優、映画監督やアーティスト等のポートレイトを発表。1991年より再びパリを拠点に8年間活動。美術館や豪奢なホテル、旅や料理など作品を発表。現在は日本に拠点を移し、年に数回フランスや他の海外へ撮影に行く。写真展に、2015年「身体作品」、2017年「パリの肖像」(銀座ニコンサロン)他多数。著作に、2013年「美しいヌードを撮る ! 」(平凡社新書)他写真集多数。公益社団法人 日本写真家協会 (JPS) 会員。ニッコールクラブ顧問。
新宿 THE GALLERY 1+2
2018年10月16日(火)~11月5日(月)
大阪 THE GALLERY
2018年11月15日(木)~11月28日(水)
新宿 THE GALLERY 1+2
2018年10月16日(火)18:00~ ハナブサ・リュウ×佐々木広人(アサヒカメラ編集長)
2018年10月27日(土)16:00~ ハナブサ・リュウ
大阪 THE GALLERY
2018年11月15日(木)16:00~ ハナブサ・リュウ
「THE GALLERY」は2017年7月に新宿、2017年8月に大阪に開設された、写真文化の普及・向上を目的とする写真展示場です。ニコンの最新機材を用いて著名な写真家が制作した質の高い作品などを展示する企画展の他、ニッコールクラブ会員展、写真団体展を展示します。
以上